現代人の間違った食生活を陰陽五行説で斬る⑦

公開日: : 最終更新日:2014/09/17 東洋医学でうつ病は改善できる理由

現代人の間違った食生活を陰陽五行説で斬る⑦

うつ病の診察を行っているときに、私はしばしば聞かれる、「木村先生、うつ病に良いサプリメントはありませんか?」と。

サプリメントの代表格と言えば「ビタミン剤」だが、その他にも100種類以上のサプリメントが乱立している今日においてうつ病に効果的なサプリメントはあるのだろうか。

さて「現代人の食生活、10の誤り」と題してシリーズ化しているが、前回のカルシウム不足は直接的には間違いということが判明した。

  1. 朝食のとり方が少ない。

  2. 間食と夜食が多い。

  3. 糖分、脂肪が多い。

  4. インスタント食品、スナック食品が多い。

  5. 食物繊維が不足している。

  6. カルシウムが足りない(×)

  7. ビタミンB2が不足気味。

  8. 肉、鶏肉が多く、魚が不足。

  9. 塩分摂取が過剰である。

  10. 偏食の人が多い。

今日は前回に引き続き特定の成分の不足、現代人は「ビタミンB2が足りない」という説について考えてみたい。

ビタミンB2は、若返り成分や美肌成分として有名であり、美容業界やアンチエイジング業界では、このサプリメントは必須とされている。

しかし、これは果たして本当だろうか?そして本当に現代人はビタミンB2が足りないことが様々な病気を引き起こしているのだろうか?

まずビタミンB2が多く含まれる食品についてみてみると、レバー・ウナギ・納豆などが代表的である。

陰陽五行説に基づく東洋医学でみてみると、レバーは肝臓であり、文字通り肝に良い食材である。

次にウナギは「土用の丑の日」に食べるものとされるが、この土用というのは陰陽五行説的には、土であり脾であるため、脾に良い食材である。

そして納豆であるが、豆類は内臓でいうと腎に良い食材である。

ん?肝に脾に腎?ビタミンB2を多く含む食材は内臓でみるとバラバラであることがわかる。

陰陽五行説に基づく東洋医学では、内臓のバランスが良くなるように食すことが大切であるが、ビタミンB2はあまり関係ないんじゃないかなと感じる。

現に私は現在健康であるが、納豆は毎日食べるものの、レバーやウナギは季節に1回食べればいい方である。

つまり自分の内臓を意識しつつ、納豆や卵などありふれた食材を摂っていれば、十分ではないかと感じるのである。

カルシウム不足と同じくだりになるが、レトルト食品やジャンクフードがあふれ、ありふれた食材すら食べなくなった人たちは確かに危ないだろう。

じゃあサプリメントのビタミンB2はどうだろうか?

結論から申し上げると必要ない!

ビタミンB2は水溶性ビタミンであり、多くとっても結局は尿に排泄されるだけである。

しかもサプリメントは科学的証拠に乏しいうえに、食材から抽出しているため本来食材が持っているすべてをカバーすることができない。

今回も前回のカルシウム不足と同様、ビタミンB2不足は現代人の健康を直接害するものには当てはまらず、当然サプリメントも摂る必要はないということで締めくくろう。

追伸

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この記事を書いた人

木村 隆
医学部在学中より中国伝統医療、東洋医学(中医学)に興味を持ち、そのセルフヘルプ効力の程に感動を覚え、独学で勉強をすすめる。

現役の「精神科専門医」として都内有名大学病院で診療・研究を続けながらも、西洋医学のみのうつ病治療、日本の漢方薬治療に不全感を感じていた。本物の東洋医学(中医学)の師となるドクターを探し求める内にマレーシアジョホールバルで東洋医学(中医学)を用いた医療活動を行っているドクター黄龍英氏の噂を聞きつけ、教えを乞うために現地に訪れる。

実際の対話後、その治療技術と見識のレベルの高さに驚愕し、以後中国伝統医療である東洋医学(中医学)を真剣に学ぶ決意を固める。何よりも沢山の患者さんに「うつ病」を改善してもらうために。

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