現代人の間違った食生活を陰陽五行説で斬る④
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最終更新日:2014/09/07
東洋医学でうつ病は改善できる理由

うつ病の代表的な症状は気分の落ち込みや興味・関心がなくなることであるが、食欲の低下というものも典型的である。
私はまだ医師として駆け出しの時、うつ病患者さんに対し「何でもいいんで食べられるものは食べてくださいね、アイスとかスナック菓子とかでも」と言ったりしていた。
今でもそれを度々思い出すたびに無知であった自分を恥じるとともに、当時の患者さんたちに謝罪したい気持ちでいっぱいになる。
さて「現代人の食生活、10の誤り」を陰陽五行説に基づく東洋医学で説明・シリーズ化しているが、いつものように下記10項目を提示させていただく。
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朝食のとり方が少ない。
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間食と夜食が多い。
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糖分、脂肪が多い。
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インスタント食品、スナック食品が多い。
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食物繊維が不足している。
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カルシウムが足りない。
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ビタミンB2が不足気味。
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肉、鶏肉が多く、魚が不足。
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塩分摂取が過剰である。
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偏食の人が多い。
今回で第4回目、「インスタント食品、スナック食品が多い」である。
これはいかにも健康に良くなさそうなのは直感でわかるだろうが、ついついコンビニで手に取ってしまうのではないだろうか。
また忙しい現代人は、ついつい電子レンジでチンするだけで食べられたり、ファストフード店ですぐに食べられる利便性を採ってしまっていないだろうか。
西洋医学的には、ある食品添加物が長期的にみてガンを引き起こす、スナック食品は肥満の温床になっている、などのデータが次々と発表されている。
では陰陽五行説が提唱された時代になかったインスタント食品やスナック食品、これが東洋医学的にどのように説明されるのだろうか?
インスタント食品やスナック食品に多く含まれている添加物や保存料の類、これらは当然もともと体内には存在していない。
しかし、これらが体内に入ると血や体液の巡りが悪くなる。巡りが悪くなってくると体が徐々に冷え切っていく。
この冷えの影響をもろに受けるのが腎である。
腎がやられると、精神面では集中力や持続力、記憶力などが低下する。まさにうつ病の症状である。
でも残念ながら腎だけではすまされないのだ!
インスタント食品やスナック食品は基本的に脂肪分が多く含まれている。
脂肪分を代謝する臓器は、西洋医学的にも東洋医学的にも、肝である。
脂肪分が多いと肝がオーバーヒートしてきて熱を帯び、またまたやられてしまう。
肝がやられると、精神面では決断力や意欲が失われる。これもまさにうつ病の症状である。
インスタント食品やスナック食品が健康に良くなさそうであるのはわかっていたと思うが、まさかうつ病を引き起こすとは思わなかったのではないだろうか。
無理もない、西洋医学的には説明不可能なことが、陰陽五行説に基づく東洋医学ではいとも簡単に説明できてしまうのだから。
うつ病の予防も克服もこの東洋医学で行うのが妥当だというのがここからもわかっていただけたのではないだろうか。
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この記事を書いた人
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医学部在学中より中国伝統医療、東洋医学(中医学)に興味を持ち、そのセルフヘルプ効力の程に感動を覚え、独学で勉強をすすめる。
現役の「精神科専門医」として都内有名大学病院で診療・研究を続けながらも、西洋医学のみのうつ病治療、日本の漢方薬治療に不全感を感じていた。本物の東洋医学(中医学)の師となるドクターを探し求める内にマレーシアジョホールバルで東洋医学(中医学)を用いた医療活動を行っているドクター黄龍英氏の噂を聞きつけ、教えを乞うために現地に訪れる。
実際の対話後、その治療技術と見識のレベルの高さに驚愕し、以後中国伝統医療である東洋医学(中医学)を真剣に学ぶ決意を固める。何よりも沢山の患者さんに「うつ病」を改善してもらうために。
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