「更年期障害の治療法」~西洋医学と東洋医学の違い②~

公開日: : 最終更新日:2014/04/12 東洋医学で更年期障害の予防と改善

「西洋医学と東洋医学の違い2」

  「西洋医学と東洋医学の違い①」で、西洋医学は戦争のための医学であり、その場だけしのげればいい、「さっさと治し、戦場へ送り出す。」為の「対処療法」が現在の西洋医学の根本であった。

では、一方の東洋医学(中医学)はどうだろう。イメージ的には、鍼やお灸が中心で、メスや注射等の外科手術のイメージはない。しかし、遥か昔に脳外科を行っていたとされる記録も残されているのだ。何故、外科手術が無くなったのか?

では、東洋医学(中医学)の歴史から探ってみよう!

東洋医学(中医学)の成り立ちと治療

中国の古代、今からおよそ4,000年前の夏王朝時代には、すでに治療所が存在していたことが遺跡で発見されている。その治療所には、数十種類の生薬や鍼といった治療用具が備えられていたとされる。そして長い年月をかけ、コツコツと積み上げられてきた治療方法が体系化され、理論が肉付けされてできあがってきた、非常に長い歴史のある医学である。

人体においてのさまざまな反応、疾病は、外からの伝染病や、あるいはいろんな虫や毒物、気候の変化が関与して起こるものと、内蔵の加齢による変化や体内での変化が起こったときに発病する疾病は、やはり長期間の経験とデータに基づいて確かな理論が確立されていないと、なかなか疾病として治しづらいものなのだ。この点で古代中国の医学は約4000年前から動物実験ではなく、人体を使ってデータを蓄積してきたという点が顕著な特徴だ。

そして、今から約2600年以上前には小児科には小児科の、婦人には婦人特有の病気があるという考え方がこの時代に生まれ、小児科は小児科なりにそれぞれの発達をする。

理論においては世界で1番まれに見る希書である「黄帝内経」がある。基本的な「黄帝内経」の考え方になっているのが「陰陽論」であり、その「陰陽論」を発展させたのが「五行説」であるとされている。その「陰陽五行説」を基に病気を治していくのが根本であり、どの科についても変わらない。

この「陰陽五行説」を発展させ、それぞれの各科が発展し、この600年前後の中で少々異様なかたちで発達を遂げたものが「外科」である。

このころになると麻酔薬の生成が試みられるようになり、一部では麻酔薬が実際に使われ、内臓においての外科手術が行われ、頻度が増え、現在行われてる外科手術のやり方について書いたものは、ほぼこの時代に確立されており、脳腫瘍を手術したの記録も残されている。

周の時代の後期になると、7つの国に周が分裂し東周七国時代になり、医者、戦術家、論客家が大量輩出される。その中には、有名な孔子や孟子もおり、さまざまな議論をし試されていく。

そして、秦の始皇帝が国を統一し、生薬の種類についての新たな分類を命令する。(何故、必要だったのか?)

それは、自分(皇帝)が殺される可能性が高い為に、毒薬の分類をしておく必要があったのだ。当時よく使われる薬の中で 1番頻度として多かったのがトリカブト。猛毒のトリカブト自体を「薬」として使い、「毒」であるものを完璧にコントロールして「薬」として使う方法が確立する。

もちろん、人体実験により、多くの命の犠牲が払われている。

これらの研究や実験は全て時の皇帝の命令であり、己を守るためのものだった。

つまり、東洋医学(中医学)は皇帝を殺さない(死なせない)為の医学である。

その為、研究者たちは命懸けで根本的な治療をする必要があったのだ。

後漢王朝の頃、寒さが病気の大きな原因の一つであるという「傷寒論」がでて、鍼や投薬がすごい勢いで発達をする。それと同時に、外科理論、方法、麻酔薬が「麻沸散」の発見によってまとまり、外科手術もさらに発達する。

ただし、外科手術と並行して鍼の理論、経絡の理論も非常に有効なかたちで発展することとなる。

そして、寒さだけの原因では分からない、伝染病やウィルスのようなものが出てきた為、新たな理論が必要になった。これが「温病学」という。

ウィルスは「霊気」と考え、退治していく方法が確立し、退治した後の患者さん(体が弱ってる人)を回復させて戻していく方法についても「温病条弁」という本には書かれている。

そして、とうとう唐の時代には、外科手術が消えるのだ!鍼で十分治せるので、外科はしなくてもいい、あるいは外科手術をすることによって大きなリスクを背負うのは効果がないとし外科手術をやめている。

このように「西洋医学は戦争の為の医学」「東洋医学は皇帝の為の医学」として、それぞれ発達し現在に至っているのである。

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